#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

Ne-Yoとニッキー・ミナージュ★BET EXPERIENCE 2015

ブラック・ミュージック系のテレビ曲BETが主催する3日間のコンサートBET EXPERIENCEの初日に行ってきた!

場所は、「ロサンゼルスのアルタ前」ことL.A. LIVE。もともとこの辺りって治安が悪く、ステイプルズ・センターと、コンベンション・センターくらいしかなかったのだけれど、再開発を経て今では、レストラン、クラブ、ホテル、映画館、グラミー博物館など、かなり見どころたくさんのスポットになっている。

「再開発しましたー」丸出しの大きな箱モノ系ばかりで、周りを歩いて回って隠れ家カフェ探検とかあんまりできないのがアレなのだが。

なかに入ると、既に前座で観たかったカワイコちゃんTinasheの出番は終了。←LAプライドにも出ていた彼女。やんちゃな感じでキュートなんだけど、曲はしっかりセクシー系★最近は曲もラジオで流れているのでチェックして!Ne-Yoは甘いボイスでカッコ良かった。彼の顔をしっかり見たことなかったんだけど、かなり鋭いある意味アジア系の目。彼のお父さんって中国系アメリカ人なのね!知らなかった。

「イン・マイ・オウン・ワーズ」ジャパン・プレミア・エディション(DVD付)

そして舞台は暗転。いよいよニッキーの登場ッ!

「みんなーAre You ready for Nicki-----!????世界で最高の女性ラッパー!!!!!!!ニッキーミナーーーーーーーーージュ!」と興奮が最高潮に高まったところでニッキー出てこない。

うちら「……えっどしたの?」
DJ「あと3分!」
うちら「……」

DJが「この曲知ってるかあー!」といろんな曲をかけて頑張って盛り上げてたけど、観客は待ちくたびれてたと思う!「きっと『衣装が気に食わない!こんなんでステージに出れるか!』とかDIVAってるのかしらw」と想像してたら、機材の不具合だったそうです。実際、ステージ上でも「今、なーんも聴こえないのよ!助けて!」と機材スタッフを呼びつけ、スタッフが慌ててイヤホンを直しに登場してました。んもう。

ニッキーの髪の毛は、ナチュラルかつボリュームのあるカーリーヘアで、衣装もシンプル。しかし、黒いマントを取ると、なかは……全身タイツ!?身体のラインを強調するような黒と肌色のスーツに黒いスニーカー。ぅわぉ。超セクシー。ニッキー、ナイスボディすぎです。

#NickiMinaj #BETexperience

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告白すると、わたしが、ニッキー・ミナージュに注目し始めたのは、割と最近。彼女が出てきた頃ピンクのウィッグとかカラフルなアイライン&派手な格好だった頃は「なんかキワモノ系歌手」と決めつけてしまってた。

Bitch

曲も、Super BassとかStarships妙にポップなのばっかだったしね。クラブとかでかかりまくっていたけど、Ke$ha系とかと見分けがつかなかったのだ(汗)ごめんごめん、ぶたないで!でもさ、ちょっと似てない!?

わっかるかなああ?ラップっぽい感じとか、ノーテンキっぽいところとか。この頃、Blah Blah Blahとか、なんかこういう「ポップシンガーのなんちゃってラップ」みたいのが流行ってたのよね。ごめんなさい、ニッキー。

初めて、ニッキーに真面目に注目しだしたのは、2012年のグラミー賞のパフォーマンス。ローマ教皇風の衣装を来た男性にエスコートされて会場入りしたニッキーは、ステージ上で悪魔に取り憑かれ、『悪魔祓い』の儀式を行うことに。発表前だったアルバムからの新曲『ローマの休日』は、ビートのキャッチーさもそうだが、めちゃくちゃ凝った舞台装置と、かなり狂ってるパフォーマンスはまさに「ヒップホップ界のボヘミアン・ラプソディ」な感じで「えっ、何この人?なんか、すごく面白い」と……。

このパフォーマンスは雑誌VOUGEで「グラミー賞の歴史のなかでもっとも奇妙な瞬間ベスト10*1」にも選ばれている。しかし、このパフォーマンスは賛否両論で、「キリスト教の儀式を馬鹿にしている」と激怒している宗教関係者もいるようだ(一応振り付け師は気を使って十字架などの宗教的なモチーフを入れていないということだが、まあ怒られるよね)。

その後2014年にニッキーはナチュラル路線に転向。MTVアウォードのレッドカーペットに黒髪&黒のアイラインで現れて「えっ!コレ本当にニッキー!?」って皆大騒ぎしてた*2。その写真を観た時わたしの心に激震が!えっ。か、か、かわいいじゃんんんん!!!!!!(ずきゅーん)

そう、それは……恋?というかなんだろね。下品なイロモノだと思ってたお笑い芸人が実は美人だと気付いた時のドキドキ?篠原ともえが可愛かったことに気づいた的な?

それからもうねニッキー売れまくりですよ。

「大きなお尻」の魅力を世界に知らしめた一曲『アナコンダ』。うーん!エロかっこいい!

もちろん、外見だけではないよッ!

ニッキーがもっとガチラップしてるような、もっとヒップホップよりの楽曲もどんどん耳に入るようになり、気付いたらかなり好きになってたのでした。

「ウェインともドレイクともヤってない」宣言から始まるこの曲!不吉な感じのビートがかっこいい!

なんか、BETのレポというより、ニッキーへのラブレターみたくなってしまったけれども。とにかく、生ニッキーを堪能した夜だった〜★

ザ・ピンクプリント

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