#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

バスケ(NBA)観戦した話

「バスケの試合が観たい」としばらく前からFionaにおねだりされていた。わたしは、スラムダンクが大好きだったり、ノンケ時代はバスケ選手と付き合っていて、彼氏の試合を見に行ったりで、それなりにまぁバスケは好きだが、NBAの観戦経験はない。というか、ものすごく正直な話、わたしはスポーツ観戦に対してそこまで興味がない。しかし、せっかくアメリカに住んでいるのだから、現地のカルチャーを体験するためにも、一度は観ておいたほうがよいかなと思い、行くことにした。

スラムダンク (1) (ジャンプ・コミックス)

ロサンゼルスには、レイカーズクリッパーズ二つのチームがある。知名度的には、レイカーズの方が上だと思うが、最近レイカーズは不振に苦しんでいて、クリッパーズの方が人気がある。しかし、クリッパーズもまた、去年は元オーナーのドナルドスターリングによる人種差別発言や、それに起因するオーナー変更などさまざまなトラブルに見舞われている。Fionaに確認したところ、「今観るならクリッパーズでしょ」ということなので、クリッパーズに決定。レイカーズには、アジア人選手のジェレミー・リンやコービー・ブライアントなど有名選手がいるのだが、いかんせん不審であまり今観るべきではないという。by Fiona

というわけで、イベントのチケットがディスカウント価格で手に入るGoldStarというサイトでレイカーズクリッパーズの試合をリサーチ。プレミイアセクションのチケットを買った。会場は、「LIVE」の再開発後、ダウンタウンでかなり栄え始めているステイプルズセンター。ダウンタウンは、LIVEもそうだし、リトル東京の先のアートディストリクト付近なども最近よい感じで、個人的には熱いエリア。ま、治安はまだまだ悪いけど。

ディスカウントサイトでチケットを購入したため、内心使えるか不安だったが、問題なく入れた。Fionaは「え?え?VIP席?」とビビっている。むふふ。←VIPしか入れないセクションがあってプチセレブ感が味わえる。まあ、プレミア席といっても、「かぶりつき」というほど近くはなく、プライベートルームで観戦できるスイート席と同じくらいの距離だ。でも、そのさらに上の方の席よりはずっとよい。あれほど遠いと、肉眼ではゲームの様子はほとんど見られないと思う。

試合が始まる時は、会場が真っ暗になり、照明が派手にギラギラと変わり、大音量の音楽と相まってまるでクラブのよう。クリッパーズのテーマカラーは赤と青だ。(レイカーズは紫と黄色)会場のビジュアルの影響もあり、大してファンではないのにアドレナリンが出てくるのが分かる。

相手チームは、サクラメント・キングズ。不振が続くチームのはずが、クリッパーズは序盤もたもたして先行を許す。しかし、第二クオーターからは圧倒的に盛り返し、大差で勝った!

当日クリッパーズの好調の鍵を握っているスター選手のブレイク・グリフィンは出場していなかったので残念だが、なんと彼は客席にいた。会場のカメラにドアップで映されていた。隣にいる選手に頭をなでなでされていて、可愛かった。萌えってこんな感じ!?

ちょっとしたタイムアウトや休憩の時には、すかさず半裸のチアリーダーや子どもたちのダンスパフォーマンスが行われ、目を楽しませてくれる。画面に映し出される広告は、近所のカジノやラスベガス、それに車とお酒が多い。バスケットボールの試合に来るのは、こういう層なのねぇ~と思ってしまった。←帰り道に彼女に言ったら、彼女はギャンブルの広告が出ていることすら気づかなかったようだ!そして「スポーツファンを型にハメて見ないで!」と軽く言い争いになりかけました(^^;)

「また行きたいか」と言われると、とても微妙なのだが、とりあえずFionaに楽しんで貰えたのでよかった。彼女は、次はドジャーズの試合に行きたいそうだ。ふぅ。