#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

マーガレット・チョーのライブを観たよ!

Margaret Cho - I'm the One That I Want

バイセクシャルで、ポリアモリーとしても有名なコメディアンマーガレット・チョーのコメディを観てきました。

場所は、オレンジカウンティ・アーバインにあるインプロコメディクラブ。

これまでも多くのお笑い芸人がプレイしてきた場所です。ショーは、7時からと9時からの2回ありますが、2回分ともソールドアウトで会場は満員でした。

わたしたちは最前列のテーブルをゲット!うふふ。ツイてる!

ウマミバーガーという和風(でもアメリカン) のグルメバーガーを頼みます。

Fちゃんの頼んだアヒツナバーガー。あっさり爽やか美味しかった。

わたしの頼んだトリュフバーガー。ソースが濃厚でした。

さて腹ごしらえが終わったら、いよいよコメディショーの始まりですっ!

ケイト・ウィレット(Kate Willett )

一人目の前座だった彼女めちゃくちゃ気に入りました!もともとはサンフランシスコのヒッピー・コミューンに住んでいたのですが、今はロサンゼルス在住だそうです。

「ヤリマン」であることのスティグマだとか、白人特権についてだとか、痛快なネタが次々。

「白人男の負け犬の生活についてよく考えるんだけどー社会がすべて有利に用意してくれたのにうまくいかなくて『俺に与えられるべきよい仕事はどこだーよい女はどこだー』ってビデオゲームとかやりながら嘆いてるような……そういう生活、めちゃくちゃゆったりしててリラックスしてそうじゃん!」

「女の方が楽にセックスできると思ってる?とか思ってる人がいたら大間違い」

「女性大統領が生まれたからといって、男女平等なんかじゃない。常にレイプや傷つけられることに恐れている女性がいるかぎり。私だってもっといろんなところで酔いつぶれたいよ!」

……とこうやって文字にすると、イマイチ笑えないんですが、彼女のうまいところは、こういうガチなメッセージを、笑わせながら伝えてくれるところ。

わたしね、言ってることに同意できるからよかったと言ってるわけではないんですよ。言ってることに同意するだけなら、ブログとかツイッター読んでファボったりしてればよいわけで。ちゃんと笑える芸にしているからすごいんです。

このフェミニストなコメディアンのことは、今後フォローしていきたいです!

セリーン・ルナ(Selene Luna)

今回のマーガレット・チョーの「サイコ・ツアー」の前座を全国的に務めているのが彼女。

小人症の彼女がステージに出てきた時は一瞬驚きましたが、彼女、とにかくテンション高くて、引き込まれる。

特に笑ったのがとあるクリスマスパーティで、ホストが小人症の人々を集めてサーバーとして雇っていたという話w 

微妙にアレンジ違いますが、動画見つけたので貼っておきますね。

他にも恋愛体験や、メキシコ人であること、小人症であることで体験した数々のエピソードに、ヤバい…英語だと「So Wrong!」なジョークが続き、「ごめんなさい、これ、笑っちゃダメですよねと思いながらも、面白くて面白くて、くっくっくっと笑いをこらえるのが難しかったです。はぁ涙が。

あとね、今、彼女はバーレスクのショーもやるんですねー。わたし、多分、昔、バーレスクショーで彼女のことを観たことがある気がします。誰かの前座とかで……。誰だろう?昔はイベントとか行ったことを全然ブログに書いていなかったんですが「もっと書いておけばよかった!」って最近思います……。

マーガレット・チョー(Margaret Cho)

そして、とうとう真打ち、マーガレット・チョー登場!

出てきた彼女は、髪をバッサリ切っていて、まるで「家政婦」のような黒っぽい地味なワンピース姿。 ぼそぼそと話しだす姿はテンションも低く、「なんか、動画で知っているマーガレット・チョーと違う……もっと、エネルギッシュじゃなかった?」と思ったのですが、いざ興がのりだすと、大統領選挙の話(民主党はバーニーもヒラリーも素晴らしいと言ってました)、アジア人ネタ、ドラッグの話、プリンスの話、ビヨンセのレモネードネタ、ノースカロライナ州のネタ、反トランプの抗議活動のネタ、大麻サイコーって話、移民ネタ、フレッシュオフザボートネタ、体型差別ネタ、ちんこのサイズの話やら、クンニの話やら、まんこが広がる話まで、ホントに幅広いネタで楽しませてくれました!

タブーなさすぎて逆に「大丈夫?皆ついてこれてる?引いてる人いない?」と思ったところもあったけどねw シモネタすごかったのでw 最後は、クンニする顔したり、Tバックお尻丸出しにしてましたし。

彼女のウィキペディアを読めば「社会的・政治的なネタが多く、人種・セクシャリティのネタが多い」とか書いてあるんですが、実際にそれが「今」起こっているニュースと絡めて出された時の破壊力はすごいですね。

最後は、皆彼女の曲を合唱して終わりました。

↑題名書くとアダルト認定されそうなんで……。これで察してねw マイクを向けられた聴衆たちが「XXX XXXX〜!」と歌っているのはクライマックスでした。うまいなー。

実は、マーガレット・チョーって歌手でもあって、2010年にはグラミー賞にノミネートされてたんです。知らんかったー。今年の4月にちょうど、アルバム『American Myth(アメリカの神話)』をリリースしたばかり。意外と曲も声もよい感じだったので、アルバム聴いてみようと思います。

わたしはそもそもスタンダップコメディに苦手意識があって「分かるかしら。笑えるかしら」と不安だったのですが、結果的に結構分かったし(わからないジョークもあったけど)、楽しめました!行ってよかった!

I love you, Margaret Cho!!

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