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#あたシモ

虹の向こう側

ロングビーチの最古のゲイバー『リップルズ』のオーナー引退へ!5億円で売却中!

アメリカ クィアライフ

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画像出典:http://www.presstelegram.com/lifestyle/20160130/club-ripples-owners-plan-to-retire-put-long-beachs-historic-gay-bar-up-for-sale

ロングビーチはLAの隣町。ウェストハリウッドからは車で3、40分南に行ったところにある町です。知名度はウェストハリウッドに劣りますが、かなりゲイフレンドリーな町として知られ、特にレズビアンが多く住む町として知られています。そのロングビーチ初の、そしてもっとも長く営業しているゲイバー、クラブリップルズが売りに出されています(参考記事)。

1980年からリップルズのオーナーとなっているのは42年間一緒にいるカップルジョン・ガルシアとラリー・ハバートです。 現在63歳のハバートと70歳のガルシアは、引退を考えており、「ここで死にたくはない。もう子供たちのおもりをするのには年を取りすぎている」と考えているそうです。

クラブリップルズは2階建てのバーとクラブで売り出し価格は4.2ミリオンドル(約5億円)。ガルシアとハバードは、全然関係ない誰かがこのクラブを取り潰して、まったく新しいクラブを作るよりも、LGBTコミュニティーの誰かがこのバーを買って、ロングビーチ最古のゲイバー、リップルズの伝説を引き継いでくれることを望んでいるそうです。

「このバーが続いていくところを見たいけれど、そうなるかどうかはわからない」とハバートはインタビューに答えて語っています。

リップルズの歴史

このバーの歴史は50年代からあったOceaniaという名前のゲイバーが1968年に閉店したところから始まります。

シャーリー・テンプルの最初の夫である俳優ジョン・エイガーがこのバーを買い、異性愛者のバーレストラン「ジョン・エイガーのセレブリティーハウス」に改装しました。その後店は、 Mary Azarに売却され、店の名前は「マリーのセレブリティーハウス」へとなりました。

その後も複数のオーナーシップを経たあと、店は1973年の初頭に「リップルズ」という名前のゲイバーになりました。その後、「クラブ」がついて、「クラブ・リップルズ」になりました。

ガルシアはもともと「マリーのセレブリティーハウス」時代にウェイターとして働いており、その後、リップルズのマネージャーになりました。ハバートは、ロングビーチの隣町サンペドロで郵便配達員として働いており、70年代の初頭にガルシアと出会います。

1980年に二人はリップルズを買い取りオーナーとなります。それから20年間以上にわたり、このクラブはいつも満員で、行列が店の外までできていました。しかし、周りに他のゲイバーができてきたり、オーナーが古臭いルールに固執したため、客はだんだん離れていきました。

売り上げが低下したリップルズは、2011年ケーブル局Bravoによる経営立て直しのリアリテイ番組に出演しました(放映は2012年)。オーナー二人は売り上げ低下をライバル店やスタッフのせいにしていましたが、番組ホストのコフィーは「クラブオーナーハバートの作ったのばかばかしいルールと、カスタマーサービス、それにガルシアのケチのせい」とアドバイス(参考記事)。

例えば「水が無料でもらえなかったり」、ドリンクがプラスチックカップでサーブされたり、ダンスフロアで飲み物を飲んじゃいけないとか……。

わたしも一時期リップルズに通いまくってたのでよくわかりますが「はあ?」と思うようなルールがたくさんありました。そんで、これに違反すると容赦なく注意されるんですよー。

(あと、当時レズビアンパーティーを開催していた主催者のデブラっていう女性がいるんですが、彼女も怖かった!かなり年配ででっぷりしていて、入り口のところで見張ってるんですが、ホントフレンドリーじゃなかったですね。デブラが金曜日のパーティーから引退して、もっと若い主催者のパーティに変わった時は心からホッとしたものです)

ルールが改定され、パティオの改装なども経て、リップルズは多少息を吹き返しました。しかし、このときハバートとガルシアはすでにクラブの売却を考えていたそうです。

リップルズの思い出

金曜日のリップルズはガールズパーティーをやっており、LAをOCの中間に位置するサウスベイロングビーチ地域の数少ないガールズパーティーとして、土曜日の「エグゼクティブスウィーツ」とともに、かなり人気でした。中では、カラオケが歌えたり、入り口でもらえるチケットと引き換えに、無料でタコスが貰えたり。楽しかったなー。客層はウェストハリウッドとは全然違い、かなりやんちゃというか柄の悪いノリなので、嫌いな人は嫌いなようでしたが、わたしは出会いを求めるというより友達と遊びに行く場所としてかなり好きな場所でした。あと、一人好きな子と出会った場所でもありました(遠い目)。ふぅ。

消えるゲイバー

ゲイバーがある日突然ノンケの場所になってた!っていうのは、結構よくあることです。ロングビーチにも昔The Broadway Barっていうバーがあって、水曜日がガールズナイトだったので、たまに行ってましたが、久々に友達と行ってみたら、大画面のテレビがたくさんあって、客層もいつもと全然違う。単なるスポーツバーになってたんです。驚きました。

リップルズの新しいオーナーが誰になるのかはわかりませんが、歴史的なクラブであり、個人的にも思い出のつまった場所が一つなくなる……ということで、ちょっと寂しくなりました。まあ「ゲイバー」がなくなっても、「ゲイフレンドリー」な場所自体は増えてると思うんですけどね!

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