#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

モテるプレゼントの選び方

photo by Jani.Halinen

ずっと、恋人と何をプレゼントやりとりすればいいのかわからなかった。変なものばかりあげたがっていたし、欲しがっていた。大昔には、日本でつきあっていた彼女に「自分の手をかたどって作った彫刻(というか指輪置き)」みたいなのを手作りしてプレゼントしようとして「いらない」と言われて、傷ついて大泣きしたり。←面倒くさい女。彼女が抜いた親知らず(歯)を欲しがったり。歯、綺麗に磨いて、ペンダントにしようと思ってたんだよね。←黒歴史。だけど意外と形が格好良くなくて、諦めた。鮫の歯で作ったペンダント的なのを想像してたんだけど、人間の臼歯は、血とかこびりついてて、意外とグロくて、そこまでフォトジェニックじゃなかった。

手作りのプレゼントをやめて、買うようになってからも、選んでいる時って、もっともっと高いもの!という発想になってしまい、高ければ高いほど喜んでもらえるような錯覚に陥った。さらに、「レアなもの」「入手困難」「●●でしか売っていない」などになると、どんどん盛り上がっていき、最後には、自分でも「えーっと、何でこれ、買ったんだろう?」ってなものを握りしめてしまったりする。そして喜んでもらえないと、高かったのに…とか、イギリスから取り寄せたのに…とかになってしまう。

前回のクリスマスではそれで大失敗。せっかくのプレゼントは彼女のお気にめさなかったらしく、なんと一回もつけてもらえなかった。

優しい彼女は、面と向かっては「気に入らなかった」とは言わず、明日は使うよ〜とか言うのだが、プレゼントは寝室の片隅に、ずーっと置かれたまま。

ズキズキと地味に心を痛めていたので、今回のバレンタインデーでは、彼女が以前から何度か「●●がほしい」とほのめかしていたものを素直にプレゼントすることにしました。結果は大成功!ものすごく喜んでもらえましたー。←初めからそうしろ!

ふう。今まで、わたしとつきあってきた人たち、変なものばっかりあげて、本当にごめんね!嬉しくなかったよね!

……わたしは、きっとノンケ男だったとしたら、まったく女心が理解できず、「高いレストランに連れていってあれもあげてこれもあげたのに、モテない!」と愚痴を言うモテないタイプだったことだろう……。

しかし、その後、いろいろあって、ようやく「プレゼントは、自己満足ではダメ。値段の高さや珍しさではなく、相手が欲しがっているものをあげよう」という基本を学ぶことができた。←遅すぎる。

ちなみに、前にも彼女に喜んでもらえたプレゼントがあって、それはダイソンの掃除機でしたー。今思えば全然ロマンチックじゃないけど、やっぱり「相手が欲しがっていた」のがよかったんだろうなー。

あ、わたしは欲しいものは大体自分で全部買ってしまうので、特にプレゼントしてほしいものはありません。

でもあえて言うなら、今欲しいものはこんな感じです。

iRobot Roomba 自動掃除機 ルンバ622 ホワイト 【日本仕様正規品】 622

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