#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

アメリカで働くレズが選ぶ!2019年映画ベスト10発表!

おそらく日本はすでに2020年になってしまっているのですが、イチカワの住む街はまだ2019年の大晦日でございます。そこで、今年の映画は今年のうちに!大急ぎであたシモ的2019年ベスト映画10を選出します。今年、めちゃくちゃブログサボってまして、感想書けてない作品がほとんどなのですが(汗)以下簡単に感想を述べます。ネタバレ含んでますので気をつけてください!あと順位は思いついた順っていうところもあり、少し適当です。

1位 もはや別枠『アナと雪の女王2(原題:Frozen 2)』

アナと雪の女王2 (オリジナル・サウンドトラック)

いやね、アナ雪は、1の時から好きすぎて。思い入れランキングなので、映画としての出来とか関係ないですね。最も好きかつ自分にとって最重要作品なので迷わず1位にしました。内容や感想については、改めて記事にするので少々お待ちください。思い入れ強すぎて何も書けないやつですわ。これ。

2位 社会派ホラー『Us』

Us (Original Motion Picture Soundtrack)

ゲット・アウトのジョーダン・ピールの二作目。ルピタ・ニョンゴの熱演が素晴らしかった!あと美しい!またホラー映画でありながら、社会について問題提起しているところも好み!

詳しくはこちらでレビューを書いています!

www.atashimo.com

3位 アジア系移民を描いた『The Farewell』

The Farewell [DVD]

地味ですが、アジア人女性監督による、実話を元にした良作。がんを本人に告知することがまだ一般的ではない中国に住む祖母の元に、「結婚式」という口実で皆が集まることに。何も知らない祖母は祝福ムードだが、親戚は、皆「本当の理由」を知っているため、どこか陰鬱なムード。そこへ「嘘をつくのが下手だから」ということで本来は呼ばれていなかった主人公が到着。果たして、結婚式は成功するのか?

ニューヨークに住む中華系移民の娘を演じるオクアフィーナがよい味だしてます。

また、アメリカで暮らす中華系移民の感覚も取り込まれており、いいです。

4位 韓国の化け物作品『パラサイト 半地下の家族』

映画チラシ パラサイト 半地下の家族 ソン・ガンホ

カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した本作。ネトフリ『オクジャ』のポン・ジュノ監督の力作。ブラックで不穏な雰囲気をたたえながらも、どこかコミカルな雰囲気の演出。「一体どこまでシリアスに捉えるべきなんだろうか?」と戸惑いながら画面を眺めるうちに、どんどん緊張感は高まっていく……。なんというか非常にインテンスな映画体験でした。

そして、韓国における「和牛」のような高級肉を入れたジャパグリを食べてみたくなる……!とりあえず角切りステーキを入れたジャパグリ作って食べましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。

5位 良質な文芸もの『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語(原題:Little Women)』

Little Women

2019年最終日に観た作品ですが、ランキング入り! こちらにレビューを載せています。

www.atashimo.com

6位 持たざる者に寄り添う『ジョーカー』

個人的にはこーゆーインセル好みな映画は好きじゃないのですが、そういうのを押しのけて圧倒的力が感じた一作。現在の社会的背景と重ねて解釈すると、本当に止まらなくなりそうな映画ですね。

バットマンシリーズを一作も観てないし、思い入れもないわたしですが普通に楽しめました。でも好きな映画で真っ先に本作を挙げる人とは、仲良くなるの躊躇しちゃうかも……w

7位 元気がもらえる『チャーリーズ・エンジェル』

B級映画ですが、大好きな映画です。チャーリーズ・エンジェルの感想はこちらから!

www.atashimo.com

8位 萌えるとはこのことよ『ターミネーター・ニューフェイト』

Terminator: Dark Fate

ジョン・コナーが!とかシュワちゃんが!とか、リンダ・ハミルトンが!とかいろいろ見どころはあるのですが、やっぱりこの作品は「マッケンジー・デイビス」でしょう。

ネトフリのブラック・ミラー『サン・ジュニペロ』でもっとも美しいレズビアンストーリーを見せてくれたヨーキーを演じたマッケンジー・デイビスが、超イメチェンをしてダニーを守る!という…もうね、強い女子好きからしたら、垂涎モノの設定です。ほんと尊い。

またストーリー的にも、フェミニズム的メッセージが強くなっていて、ダニーは救世主の母親ではなく、ダニー自身が救世主だった!というおそらく本作一番のクライマックスのシーンもハッとさせられます。

興行収入的にはポシャってしまいましたが、それはケイト・マッキノン様の『ゴーストバスターズ』も一緒。女性を中心に据えた作品はバックラッシュにあいやすいため、今後も応援していきます。

www.atashimo.com

9位 離婚から始まる関係性『マリッジ・ストーリー』

Marriage Story (Original Music from the Netflix Film)

ネトフリで公開直後から大変な評判を呼んだ一作。確かに面白かった。映画や演劇の世界で生きるカップルの離婚をスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーが演じています。アーティスト同士の結婚という設定だけあり、二人の心の離れていくさまがカウンセリングや離婚弁護士の前で語られたり、喧嘩の場でぶちまけられます。「本当はまだまだ結婚したくなかった!」とかね。

正直「有名人の離婚って大変そう」とか「ここまで喧嘩するくらいなら人とつきあいたくない」とか思ってしまったのですが(汗)

離婚していく夫婦の子供との絆や、二人の人間的つながりを描いているという点で、『クレイマー・クレイマー』を思い出しましたね!

クレイマー、クレイマー [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

クレイマー、クレイマー [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2015/12/25
  • メディア: Blu-ray

10位 髪の毛縛りなさい!キャプテン・マーヴェル

キャプテン・マーベル (字幕版)

アベンジャーズ・エンドゲームの直前に公開され、またインフィニティー・ウォーからアベンジャーズをつなぐ重要なシーンが隠されている本作。スーパーヒーローものは苦手ですがキャロルとマリアの百合ポテンシャルもあり、90年代ノスタルジアも相まってなかなか楽しめました。ただユニフォームの色を決めるところとかで、がーっと愛国心丸出しになるところや、キャロルが戦闘シーンでもブロンドの髪をなびかせているところとか、細かいところでうんざりしました。いやさ、本気で戦うなら、髪しばるとかしよ!

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: Prime Video

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (吹替版)

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (吹替版)

  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: Prime Video

というわけで駆け足でございましたが、皆様のお好きな作品はありましたでしょうか?

かなり「女子目線」「クィア目線」「フェミ目線」に偏っていると思いますが、もしも趣味の合う方いらっしゃいましたら、お友達になりましょう!ツイッターで声かけてください!

それでは皆様よいお年を!

2020年もよい年になりますように!