#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

心の底から「おめでとう」本当に参加できてよかったレズビアンウェディング

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昨日は、アメリカ人親友Rachelの結婚式でした。

同性結婚式に出るのはもう何度目だろう?むしろわたしはアメリカに来てから、同性婚(というかレズビアン結婚式)にしか出たことがない(汗)

でも、そんななかで一番よいと感じた結婚式だった。

同性同士の結婚式も大抵は異性の結婚式と同じように、セレモニーがあって、レセプションがあって、食事があって、ファーストダンスがあって……みたいな感じで、割と型が決まっているものだけど、彼らの結婚式はすべてが型破りだった。別に大きな会場でやったわけでもない。司会がいるわけでもない。セッティングは、庭の裏庭でにキャノピーを設置して、手作りの料理の料理をバイキング形式で振る舞うというもの。Rachelは、双子を妊娠してるし、ドレスは結構適当そうなミニドレス。そして髪には多肉植物。

本人たち含める友達の何人かがスピーチして、そして、お酒を飲んで踊って笑って語っただけ。でもすごく楽しかったし、すごくよかった。

なんだろう。わたしは自分自身は結婚とかに憧れを抱いていないのだけど、それでも「こういうのよいな」って少し思えた。特に、家族にこうやって見せてあげるのはね。オーセンティックな感じがした。嘘くさくないっていうの?彼女たちは、よくあるウェディングギフトのレジストリーすら作っていなかった!「自分たちに必要なものは全部持ってるから」そういう彼女の顔は潔かった。←もちろん、ギフトカードあげたけどね!

でもね、この結婚式が「よい」って感じた一番の理由。この結婚式が過去に出たなかで一番リアルで一番楽しくて、一番「おめでとう!」って心の底から思えるものだった理由は、わたしと彼女が仲良いからだと思う。身も蓋もないけどさw

あと、わたしがその二人のことをよく知っていて「この二人なら大丈夫」って心の底から信じられるものだったから。

Rachelとの出会い

わたしとRachelが知り合ったのは、もう相当前。きっかけは、なんと出会い系サイトだった。お互い初めは恋人探しのために出会ったのだけど、いつの間にか友達に。←Lの世界だとあるあるな気がするw 

そして、その後仲良い友達になりすぎたために「そもそも初めは出会い系サイトで会った」っていうのを周りに言いづらくなった。

9〜10年前くらい?まだわたしがアメリカに来たばかりで、彼女の話す英語が半分くらいしか理解できない頃からの知り合いだった。

当時まだ安定した仕事をしておらず、遊んでばかりだったわたしたち。

Rachelはとてもよい子なのに、いろいろな人とデートしてもうまくいかなかった。なんか本人が飽きちゃうんだよね。

国境なき医師団に参加してるお医者さん!とか詳しくはわからないけど、何かサンタモニカに大きな家を持ってて羽振りがよさそうな弁護士(でも家の中にはまだ離婚した元妻が住んでる )とか一般的には「よい経歴」の人も沢山いたし、グッドルッキングな人もいた。

でもね、Rachelは、もっとファンキーでヒッピーっぽい人の方が好きっていうことを、わたしは知っていた。(ついでに、白人じゃなくて、黒人とかラテン系とか東南アジア系的な、色の黒い子の方が好みというのも知っていたw)

わたしもどっちかというと、安定した彼女ができないタイプでした。だからその頃は毎日のようにいろんなクラブ行って夜遊びしまくってたんですよね!

ハリウッド、ウェストハリウッド、ダウンタウン、ロングビーチ、クレンショー、オレンジカウンティー……。面白いパーティがあると聞けば、平日でも遠くでも遊びにいったものです。

Rachelと奥さんの出会い

そんななかでも「お気に入り」のパーティっていうはいくつかあって、当時よく行ってたパーティのなかに、ハリウッドであったPush Partyっていうのがあった。ハリウッドって日本人の思うイメージとは結構違って、実はハリウッドって割と治安が悪い。サンタモニカ通りからちょっと入ったところにあるそのパーティも、まあなんというか、かなりゲトーな雰囲気で、まず日本からの観光客をお連れできるようなパーティではなかった(日本からのお客様をまずはウェスト・ハリウッドにお連れするのにはれっきとした理由があるのですよ!)

そんな荒んだ雰囲気のパーティだったが、わたしは居心地がよくて好きだった。アジア人とか白人はほとんどいなくて、主にはラテン系。ウェスト・ハリウッドよりはロング・ビーチと近いのかな?そんなパーティにわたしとRachelは行くのが好きだった……。

そんなある日、そこで、珍しく背の高いアジア人のボーイッシュな子がいた。その子が、今Rachelの「妻」となっている子なのよね。

それが六年前。

え、もうそんなに昔なんだ汗 (汗)

それから二人はずーっとつきあってたわけじゃなくて、いろいろとあったのだけれど、それでも、わたしはRachelにとってこの妻となる人のことがとても大事なんだろうということを痛感しているので、二人の幸せそうな笑顔を見て、すごく嬉しかった。

感極まって、泣きました。

まあ、わたしは、よく泣くんだけどネ。

というわけで、これまでに、出席したなかで、最高の結婚式でした。

特別な日の一部にいれてくれて、どうも、ありがとう。

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