#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

「銃じゃない、人が殺す」論にはウンザリだ

乱射事件が続くアメリカ。

 

こーゆー時、何を言うかで、その人が何を考えているか、すぐわかる。

 

銃規制とか、ライセンスのことに触れずに、「精神の病」だとか「FBIが無能」だとか「暴力的なゲーム」とか言い出す人にはまったく呆れてしまう。

 

「車の方が銃より人を殺している。酔っ払い運転で、「車を規制しよう」って言ったらおかしいのに、なぜ銃は規制しようになるのか?」

 

とかね。(飛行機もあり)

 

 

「銃はナイフと一緒。銃じゃない。人が殺すんだ」

 

とかね。

 

「教師を銃武装させるべき」 

 

とかね。

 

もうね、馬鹿かと。アホかと。普段馬鹿っていう言葉を使わないようにしてるけどもうこればかりは言っちゃう。言わせてほしい。B word. 

 

自動車の主目的は交通手段だしね。運転免許とか、車の登録制度あるわけだしね。ガンショーみたいに抜け穴だらけで手に入るものではないわけでね。教師は教えるのが仕事であって警備員じゃないしね。

 

それにいくらトチ狂った人がいてもね。ナイフとか、ハンドガン(一度に一発しか撃てない奴)とかであれば被害は制限されるの!戦争に使うようなバババババババーッて押し続けたら撃ち続けられるようなマシンガンみたいのが簡単に手に入るから、大量殺戮が可能になっちゃう。「銃じゃない、人が殺す」じゃなくて「銃を持った人が殺す」なの!

 

簡単にフルオートマチックに改造できるセミオートマチックの銃の入手をもう少しだけ難しくしようと言う(さんざん妥協した!)案にも、過剰に反対され、全米ライフル協会から巨額のお金を受け取っている無能な大統領は銃の「じ」の一語も口に出せない。

 

でも、流石に、最近乱射が多すぎるし、今回は生き残った子供がムーブメントの中心にいるだけあって過去の運動に比べて風向きが違うような気がする。被害者の多くがラテン系のラテン系のゲイだとパルスの乱射事件の時よりもずっと流れがマシになってきている。全米ライフル協会と距離をおく企業も増えているし、銃オーナーや保守派のなかからも規制に賛成するような動画やブログが出てきているし、一定以上のマガジンを規制したり弾丸を規制するような方向での議論も生まれている。もうそろそろよいよね、アメリカよ。今こそ、実効性のある銃規制が進むことを心から望んでいる。