#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

ネトフリ『呪怨:呪いの家』期待外れの理由

呪怨 劇場版

※↑これではないです。

あ呪怨』のドラマ版がネトフリに登場していました。たまには日本作品も観るか!とうことで鑑賞。一話が30分ほどx6話でサクッと一気観しました。

結論としてはタイトルの通りなのですが、自分は苦手なタイプの作品です。

怖いと言うかエグい

本作は映画の呪怨の根本に迫ると言うサイドストーリー的な展開。ジワジワとした怖さに、謎解き要素もあり、いい感じなのですが、徐々に怖さというよりも、「人間の汚さ」の方がえぐすぎでうんざりしてきます。

一つの家を舞台に、時代を超えて行われる様々な陰惨な事件が描かれるのですが、全体的に女性が暴力の対象となりすぎ。

「実際この社会がそうなんだからしかたないだろ」と言われればそうかもしれませんが、現実に十分にうんざりしていて『ジェフリー・エプスタイン: 権力と背徳の億万長者」』や、『あるアスリートの告発』なども観ている立場としては、ホラー映画の中でまで、殺されたり、虐待されたり、レイプされる女性、わざわざ観たくないなあ……という感じです。(上の二作品についての感想はTwitterでつぶやきました。そのうちブログにまとめるかも?)

世界的なオーディエンスに通用するのだろうか?

『呪怨:呪いの家』は、実際の事件を多数引用しています。

  • 女子高生コンクリート詰め事件
  • 宮崎勤事件
  • 神戸連続児童殺傷事件
  • 地下鉄サリン事件

夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白

夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白

  • 作者:宮崎 勤
  • 発売日: 1998/12/01
  • メディア: 単行本

固有名詞こそ出していないものの、ニュース報道から「あの事件か!」と思わせる手法をとっているのですが、全て似たような演出、なおかつ、これらの時間が肝心の呪いに直関係しているわけではないので、段々「だから何?」という徒労感に襲われます。

日本の犯罪ニュースをあまり知らない海外のオーディエンスにとっては余計に「?」なのではないでしょうか。

はたしてシーズン2があるのか、あったとしてそこで何らかの救いがあるのか、ないのか。よくわかりませんが、続きが観たいとは、今のところあまり思えません。

リング

リング

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

らせん

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video