最近とある人にオススメされて、読んでみた本がある。
あまりにどこかで読んだことがあるような話ばっかりで、薄っぺらくてえ、この本のどこがどういいの?とビックリした。
しかも、一冊の本の中で、主張していることがコロコロ変わる。人生の目的を見つけようと言ってみたり、人生の目的なんてないんだと言ってみたり。人生の目的はワクワクすることの周りにあると言ってみたり、今まで苦労して来たことの周辺にあると言ってみたり。
もちろん、その場ではなんとなくそうかな?と思えるようなゆるふわなことしか言ってないので、ぼんやり読んでいると矛盾も感じないのかもしれないが、基本的にはどこかで聞いたことがあるようなことのツギハギであって、この人の独自の考え方だとか、そーゆーのは全くなかった。
しかし著者の本田健は結構沢山本を読んでたり、セミナーを行ったりで、たいそうお金を稼いでいるようだ。
それだけ沢山の人に支持されてるのだから、中にはためになる本とかもあるのかもしれない……と無理やり考えてみてるが、とにかくこの本は無駄だし読む価値なし。
しかし、思春期に、生きる意味って?と悩み哲学の本を読み漁ったりしたことのある人は、こーゆーのにはハマらないんだろうと思う。
あとは斎藤一人やありがとうおじさん的なのもそう。そーゆーのを他人に勧めてくれる人はその人自身に効果があったならよいけど、人に勧めるのには慎重になった方がよいよね。
成功するために!とかお金を稼ぐうえに!ってので、例えば自分の能力を高めるために努力しることがスタンダードの解決法だとすれば、こーゆー安易な自己啓発とかで一発逆転しようとするオルタナ系の解決法は時に危険なものかと思う。