#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

彼女との馴れ初め(8) 意識

もうすぐつきあって3年になる彼女Fちゃんとの馴れ初め話を連載中のイチカワユウ(@yu_ichikawa)です。

「馴れ初めシリーズ」が初めての方は、こちらからご覧ください!

今日は、第八話です。

photo by Ana Sofia Guerreirinho

(8) 意識

そこから数ヶ月、わたしは相変わらずクラブ行ったりレイブ行ったりスノボ行ったりする日が続いていたんですが、わたしのなかで徐々にFちゃんの存在が大きくなっていました。

なんでですかねー。出会った頃は、他にもいろいろ話している子がいたのですが、そういうゆるふわな関係に疲れてきたのかもしれません。そういう子たちとは、徐々にフェードアウトしていきました。言うことをコロコロ変える子が多いなか、Fちゃんの言ったことは必ず守る感じとか、堅実な性格が好もしく思えてきました。

自分の友達と、旅行とかパーティーに行っても、Fちゃんが来れないととても残念で。あーあ。ここにFちゃんいたら面白いのになーと思ってしまう。

あれ……。これって……恋?

といっても、Fちゃんはそもそも友達のLynnが気になってた人なので、Lynnに、彼女たちの関係がどうなっているのか確認し「実は気になってるんだよね」と相談。

Lynnもその頃いろいろな女の子が気になっている「うわつき期」だったようで、Fちゃんを口説く気はなくなっていたらしく「よいよー!応援するよー!」と言ってくれました。

「でもさ、Fちゃんって、めちゃくちゃ伝統的なタイプだよ?ポリアモリーとかダメなタイプだよね?よいの?」

そう。それはわたしも気づいてたんだよね。わたしたちはかなりタイプが違う!Fちゃんは、ビンテージの紫色のビートルのマニュアル車とか絶対乗らない。BMWの3シリーズ(白)とかリースするタイプ。←あくまで例えであり、実際に乗ってる車というわけではない。

職業も、わたしの元カノはそれまでほぼ全員デザイナーとかで、友達もクリエーティブな子が多かったのだけど、Fちゃんはファイナンシャル関係。色んな意味で違いすぎる。でも、そんな違う彼女のコトをどうやって誘えばよいの?

これまでと勝手が違って戸惑うわたしに、Lynnがアドバイスをくれました。

「DVDとお酒を持って行って、『映画を観よう』ってソファでまったりしながら、いちゃいちゃに持ち込めばいいよー!これ最強」

「いやいや、無理無理。Fちゃん真面目だからそういうのはダメでしょう……」

一体、どうすれば友達以上になれるのかな?

仕事をしていても、なんとなくFちゃんのことを考えてしまう日々が続きました。

(続く)

yuichikawa.hatenablog.com

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