#あたシモ

アメリカで働くレズの徒然

あるブロガーの死(Hagexさんさようなら、そしてありがとう)

 

 

スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー (吹替版)


はじめに断っておくと、わたしはHagexさんのことをあんまり知らない。一応はてなの片隅でブログ書いているけど、ブクマとか、言及とか、いわゆるはてな村で絡んだこともなかった。なので、個人的な思い出だとか、わたししか知らないHagexさんの横顔だとか、ほっこりエピソードだとか、そんなものはない。

 

ただ、一読者として、Hagexさんが好きで、応援してい。だから、悲しい。

 

ツイッターでこう書いたのだけど、それは本当。

 

  

岡本氏はぜんぜん違った。髪型やファッションは少しふざけているようにも見えたけれど。私が知るかぎりで言うなら、あれほど丁寧で真面目な仕事をする人は滅多にいなかったし、呆れるぐらいの紳士で、いつも弱い立場の人たちを大事にしていた。生きるのが下手な人の味方だった。たとえばコミュニケーションが得意ではない技術職の人や、自分の権利を主張できない人。あるいは私のようにどうしても請求書が書けないという理由でうっかりタダ働きしてしまうバカに、とことん親切だった。そして「そういう人たちの成果を横取りする能力」に長けた華々しい人たちの行動を見逃さなかった。世渡り上手で中身が空っぽの人たちを嫌っていた。「影響力のある有名人に媚びて、弱そうな連中を鼻で笑うタイプ」の対極にいるような人だった。 

無題 – EZKay.com

 

この記事はブロガーHagexさんではなく、リアルな岡本顕一郎さんと仕事関係のつきあいがあったライターさんが書かれた記事だ。読んで涙が止まらなくなった。

 

ネットウォッチということには賛否両論あるのかもしれない。

 

わたし自身は、彼の視点や批判は大切な視点だと思ってた。ゲスいとか自分で言ってるけど、ふざけた口調だけど、どこか真面目な人だと思ってた。大きな声でみんなを煽る誰かの、その言葉がどの程度信頼できるのか検証するために、「ウォッチ」は必要だよね?

 

何より、What would you do? を観て涙を流せる彼は優しい人だとわたしは思っていた。

 

彼が差別とかについて真っ正面から書いていることはなかったと思うけど、わたしは彼のことを信頼できると、なぜか感じていた。

 

What would you do? を見ると泣いてしまう - Hagex-day info

 

Hagexさん、さようなら。

 

天国で安らかにお眠りください。