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家族で観られる健全アクション娯楽作!映画『ソニック・ザ・ムービー』観たよ!

ソニック・ザ・ムービー

ピカチュウ以上の興行成績を叩き出して好調なセガのソニック・ザ・ムービー(原題:Sonic the hedgehog)観てきました!

ソニック・ザ・ムービーあらすじ(ネタバレなし)

とある星で暮らしていたソニック(ベン・シュワルツ)は、超音速で走るというパワーを持つ生き物。ある日、悪者に追われ、保護者のフクロウから貰ったテレポーテーションできる「指輪」を使って地球に到着。モンタナ州の田舎街グリーンヒルズで、警官のトム(ジェイムス・マーストン)や妻のマディらの観察をしながらも、誰にも見つからないように孤独に暮らしていた。サンフランシスコ市警への転職が決まったトムは、引っ越しを準備するが、同時にソニックは一人で野球をするうちに、友達がいない事実にパニックして超音速のパワーを発揮してしまい、北西部全体を停電させてしまう。謎の力を調査するために秘密裏に派遣されてきたロボトニック博士(ジム・キャリー)から隠れるために、トムの家に隠れ、指輪を使ってきのこの星に逃げようとするソニックだが、トムに見つかり、麻酔銃で撃たれて、「指輪」をサンフランシスコに送ってしまう。トムは責任をとってソニックをサンフランシスコまで連れて行くことに。

逃避行の間に、親しくなり、「地球を離れる前に、やりたいことを全てやりたい」というソニックのバケツリストを一つずつ潰していく二人。はたして、ロボトニック博士から逃げ切れるのか?

ソニック・ザ・ムービー感想(ネタバレなし)

家族で安心して見られる娯楽映画です!

性的なジョークも、過度の暴力もないので、子供と一緒に楽しめる映画だと思います。悪役も死ぬほど怖いわけでなく、ジム・キャリーの大げさな演技でコミカルなヴィランとなってます。

ただ、物語が単純で、展開が読めまくるところので……特に心に残るとか、何度も見返したい映画とかではないかもしれないですね。

バケツリストって?

この映画の中の大切なトピックのひとつが「バケツリスト」です。人生でやっておきたいことを、次々に叶えていこうとするのです。田舎町で警察官をしたトムの夢は、「生死に関わるところで人助けをしたい」そのためにサンフランシスコ警察に転職を決めるのですが、結局は、「ソニック」の命を助けることによって、地元に残ることを決めます。

まあなんというか、「お約束」なのですが、キレイにまとまってますね。

友人って?

一方ソニックのバケツリストに入っているのが「本当の友達を作る」こと。ソニックは、地球に逃げてきてからずっと孤独で、人間たちの生活を盗み見ては、トムにも「ドーナツロード」というあだ名を勝手につけていました。

それなりに楽しくやっていたつもりですが、でも、いざ本当に「自分はひとりぼっちなんだ」と実感したソニックは力の暴走を起こしてしまいます。

私自身、友人がいないとか、友人との繋がり方がわからなくて悩むタイプなので、ここらへん軽く共感しました。

味のある俳優陣!

ジェイムス・マースデンは、40代後半なのに、若い!『パーフェクト・ルーム』の頃から全然変わってないですね。

あと、ジム・キャリーも、流石にしわしわしてきてはいますが、さすがの存在感でした。

気になった点

以下は気になった点です。

ソニックはどこから来た??

冒頭で、ソニックが生まれ育った「島」が紹介されますが、ここって一体どこなんでしょうか?他の星ですよね?そこで、なぜソニックは追われていたの?ここらへん、ソニックの出自があまり詳しく描かれていなかったので気になりました。

続編は?

また映画終了後、クレジットの途中に、オレンジ色のソニックの女の子バージョンエイミーが現れます。これは続編への布石でしょう。

わたしはソニックのゲームをプレイしていないのでよくわからないのですが、どうもゲーム内ではエイミーがソニックと結婚しようと追いかけ回すのに対し、ソニックは興味を示さない…という展開らしく「ソニックはゲイ」説もあるようですね。続編でそこらへんがどうデベロップしていくのか、楽しみです。

ソニック・ザ・ムービー評価

ロッテントマトの評価は、批評家スコアは63%、視聴者スコア94%で、圧倒的に「一般人が好き」な映画になっています。

個人的には2020年の映画のなかでは『バッド・ボーイズ・フォーライフ』と似ている娯楽作だと思います。

ソニック・ザ・ムービー概要

  • 監督:ジェフ・ファウラー
  • 脚本:パトリック・ケイシー、ジョシュ・ミラー
  • 制作スタジオ:パラマウント・ピクチャーズ
  • 上映時間:100分
  • 出演: ジェイムス・マースデン(パーフェクト・ルーム)、ベン・シュワルツ(スター・ウォーズ/フォースの覚醒)、ジム・キャリー(マスク)