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アメリカで働くレズの徒然

月額定額で着放題!交換し放題!洋服のサブスクリプションサービスいろいろまとめ

Ann Taylor LOFT DRESS レディース US サイズ: Small カラー: ピンク

アパレルメーカーのアン・テイラー*1が洋服レンタルという面白いサービスをしているのを見つけました。

www.today.com

アン・テイラーの定額制で借り放題!洋服レンタルサービスの概要

月額九五ドル払うと、アン・テイラーの服が三着送られてきます。

通常のサブスクリプションボックスだと、「XX日以内にいるかいらないか決めて。購入するか、または返品する」という感じが多いのですが、アン・テイラーのサービスは、いつまでも持っててもいいし、何より「何度着てもいい」のです。好きなだけ洋服を楽しんだ後、「もういいや」と思ったら、返却します。そうすると、次のボックスが送られてきます。もちろん、「この服気に入ったしほしい!買う!」っていう場合は、小売価格よりもお得な割引価格で購入することができます。

これまでのサブスクリプションサービスが、あくまで「お買い物が面倒くさい人向けのスタイリング代行業」的な性格があったのに対し、アン・テイラーのサブスクリプションは、購入のオプションはあるものの、より「洋服を借りる」方に近いかもしれません。なるほどねーと思いました。

洋服のサブスクリプションサービス

買い物が苦手な人、買い物に時間を費やしたくない人向けのサブスクリプションサービスは、アン・テイラー以外にも、ここ数年で最近ずいぶん目立つようになりました。以下、まとめます。

StichFix

https://www.stitchfix.com/

スティッチフィックスは、洋服のサブスクリプションサービスのなかでも草分け的存在です。男性用、女性用、子供用があり、自分の好きなスタイルと予算、そして好きな頻度を登録すると、毎回スタイリストが自分に似合いそうな洋服を選んでくれます。

スティッチフィックスは「何も買わなかった場合」スタイリング料として二〇ドルがかかりますが、一点でも購入すればこれが無料になります。なので「どうせ二〇ドル払うなら、ちょっとプラスして、これ可愛いから買っちゃえ」みたいな感じで購入への動機づけうまい。さらに、毎回五点ずつ送られてくるのですが、五点全てお買い上げすると二〇%割引になるので、三〜四点気に入った服がある場合「全部買っちゃったほうが安い」みたいなケースもあったりするのです。

わたしもいっとき使っていて、スタイリストからの手紙など、とても良いサービスだと思ったのですが、洋服の品質が低い(記事がペラペラ、縫製が甘いなど)とと感じて、やめてしまいました。あと「全部買うと安くなる」ので、微妙にいらない服が増えるのよね。

以下、スティッチフィックスを使ったときのブログレポです。

www.atashimo.com

www.atashimo.com

MM.LaFleur

https://mmlafleur.com/

MM.LaFleurは、働く女性のためのオフィスウェアと位置づけているサブスクリプションサービス。スティッチフィックスよりも、デザイナー色が強く、高級感があります。サブスクリプションの他にも、ポップアップストアや通販で購入することも可能です。これは経営陣が女性なのと、デザイナーと共同創業者が日系人なので、親近感があり、個人的には応援したいです。しかし、日常的に着るにはお値段お高め。

Trunk Club

https://www.trunkclub.com/

トランククラブは厳密にはサブスクリプションではなく、全米六ケ所にあるクラブハウスでも自宅でも受け取れるパーソナルスタイリングサービスとして位置づけられています。自宅に送られてくる場合は二五ドルのスタイリング料がかかります(ノードストロームのクレカ会員は無料)。洋服の詰めあわせ「トランク」はリクエストした時だけ送られてきて、「毎月」とか定期的に送られてくるわけではないようです。 

ちなみに、トランククラブは、二〇一四年に百貨店大手「ノードストローム」の完全子会社となり、それが「ウリ」でもあります。ノードストロームは百貨店の中でも比較的高級かつ非常にカスタマーサービスがよいことで知られています(アメリカの百貨店だと、ニーマン・マーカスなどが高級店、メーシーズなどは庶民派、JCペニーが安っぽいイメージで、ノードストロームはメーシーズの上くらいに位置するイメージです。最近ようやくわかってきた)。そのノードストロームの品揃えが手に入るというのは、「自社ブランド」だけを提供しているスティッチフィックスやMM.LaFleurと比べた優位点です。

Rent the Runway

https://www.renttherunway.com/

これは「ランウェイをレンタルする」との名前の通り、「いざ!」という日に、デザイナーズブランドの勝負服をレンタルできるサービスとして始まりました。どうせパーティ用のドレスって何回も着れるものじゃないし、すごくいいですよね。

そんな「貸衣装」的なビジネスから発展して、今は「いつまで借りててもOK」「一度に何着借りてもOK」という、サブスクリプション的なアンリミテッドのコースができています。オフィス着だけではなく、ドレスアップやバケーション向けのアウトフィットも充実しているのが便利そう。

ZOZOTOWN

http://zozo.jp/teikibin/

日本のゾゾタウンもサブスクリプションサービスの「おまかせ定期便」を開始しています。システムは「気に入ったものはそのまま購入いただけます、気に入ったものがない場合、全品返品OK」ということで、スティッチフィックスと似ています。スタイリング料がかからないところが違いますね。選ぶだけ選んでもらって、全部返品してもお金はかからないわけで、ゾゾタウンの今の制度はユーザーに取ってリスクが少ないといえそうです。

まとめ

というわけで、今は洋服のサブスクリプションサービスは他にもめちゃくちゃ沢山あります。好みのものを探してみてください。

わたしが紹介したなかで、興味あるのは、普段遣いに「トランククラブ」、ドレスアップ用に「レントザランウェイ(のアンリミテッドじゃない普通のレンタルサービス)」かなあ〜。もちろん、ゾゾも興味あり。海外向けサービスしてくれないかなー!

*1:※アン・テイラーはアメリカのコンサバめのオフィス着です。奇抜すぎず、カジュアルすぎないので、オフィスに紛れ込みたい時には重宝します。(ただし、別におしゃれ!とかではなく、「親戚のおばさんウケがよい服」って感じ(汗))